海苔男

ぽっかりと
心におっきな穴があいてしまいました。
2日前の夕方、私がヨガクラスを終えて戻ると「海苔男」が畳でばったりと倒れてました。
1週間くらい前から目やにがひどかった。
前夜はいつもと違った様子でなんとなく予感めいたものを感じつつも、「大丈夫!」と自分に言い聞かせ、医者に診せようと思った矢先のことでした。
抱き上げると一声大きく鳴いて、そのまま私の腕の中でぐったりした。
ゆっくりと大きく肋骨で息をしている。
もう意識はないようで、その瞳は私を見ない。
それから3時間。私の足に横たわって身体いっぱいでわずかな呼吸をしていました。
もう肋骨は動かず、たまに口を開くようにして、間隔がだんだんと長くなっていって…
そして、静かにほんとに眠るように息をひきとりました。
私の帰りを待っててくれたんだね。。。
18歳。その年月を共にしました。大往生です。
ほんとにありがとう。
ぽっかりと空いた穴は、そのうちまた新しいことで埋まっていきます。
今は
ぽろぽろ流れる自分の涙の暖かさと
しとしとと降る雨の音が染み渡っていくようです。
